未来の得点力へ!物理基礎 問題演習「ゴムひもと力学的エネルギー保存則」【高校物理対応】

今回の問題

dynamics#49

【設問別解説】考え方から計算プロセスまで徹底ガイド

この問題のテーマは「弾性力を含む力学的エネルギー保存則と運動方程式」です。
問題を解く上で鍵となる物理法則や概念は以下の通りです。

  • 力学的エネルギー保存則: 物体にはたらく力が重力や弾性力などの保存力のみの場合、力学的エネルギー(運動エネルギー、重力による位置エネルギー、弾性エネルギーの和)は保存されます。
  • 自由落下運動: ゴムひもが自然長のうちは、小球は重力のみを受けて運動します。
  • 運動方程式: 物体の加速度は、物体にはたらく合力に比例し、質量に反比例します。ゴムひもが伸びて弾性力がはたらく領域で必要となります。
  • 弾性エネルギー: ばねやゴムひもが伸び縮みしたときに蓄えられるエネルギーで、\(\displaystyle\frac{1}{2}k(\text{伸び})^2\) で表されます。

基本的なアプローチは以下の通りです。

  1. (1)では、ゴムひもが伸び始める直前までの運動なので、重力による位置エネルギーと運動エネルギーのみを考えた力学的エネルギー保存則を適用します。
  2. (2)では、ゴムひもが伸びている状態なので、小球にはたらく力(重力と弾性力)をすべて考え、運動方程式を立てて加速度を求めます。
  3. (3)では、運動の始点(放した点)と終点(最下点)の間で、弾性エネルギーを含めた力学的エネルギー保存則を適用します。

問(1)

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