- まずはザックリ理解したい
- イメージを優先したい
- 苦手を克服したい
このような方向けに解説をしていきます。
【今回わかること】
- \(y-x\) 図がなにを表しているか
- \(y-t\) 図がなにを表しているか
- それぞれのグラフから読み取れるもの
波を静止画にしたものが \(y-x\) 図
波の様子を図にしたものが\(y-x\) 図です。
1m地点での波の高さ、2m地点での波の高さなど、各場所での高さを読みとることができます。
海やロープの波のように、実際に動いているものを紙に書くことはできませんよね?
しかし写真を撮って静止画にすれば、波のようすを紙に書くことができます。
さらに波長や振幅を読みとれるし、2つの瞬間が図になっていれば速さを読み取ることも可能です。
時間を静止させるというのが、\(y-t\) 図との違いで一番大切です。
\(y-x\) 図は、静止画を書いたもの!
波の高さを記録したものが \(y-t\) 図
波のある1カ所をジーっと見つめながら、時間が経過するごとに高さを記録したものが \(y-t\) 図です。
\(y-x\) 図があれば、波長・振幅・速さを読みとることはできます。
そこで、ある1カ所がどのように振動しているか記録した \(y-t\) 図の出番です。
1回振動するのにかかる時間、つまり周期をグラフから読み取ることができます。
\(y-t\) 図は心電図と似ています。
時間が経過するごとに、心臓という1カ所の動きがどうなっているかをグラフにしたのが心電図です。
\(y-t\) 図も \(y-x\) 図も見た目が似ているので、グラフが登場したら横軸をちゃんと見ましょう。
横軸が \(x\) | 横軸が \(t\) |
---|---|
波の静止画 | ある1カ所の揺れ方を記録したもの |
\(y-t\) 図は静止画ではなく、動画を見ながら「高さの記録」をしたもの!
まとめ
- \(y-x\) 図は波の静止画
- \(y-x\) 図は振幅・波長・速さが読みとれる
- \(y-t\) 図は、動画を見ながら1カ所の高さを記録したもの
- \(y-t\) 図は振幅・周期・振動数が読みとれる
例題