こんなお悩み、ありませんか?
物理専門の家庭教師として14年間指導を続ける中で、保護者の方から最も多くいただくのが、この種の相談です。
お子さんの物理の成績が上がらないとき、多くの親御さんは「やる気の問題」「理系のセンスがないのかも」と考えます。しかし、14年間の指導経験を通じて言えることは、物理への苦手意識の原因は、ほぼ例外なく「別のところ」にあるということです。
📋 この記事でわかること
物理が苦手になる「本当の理由」
まず大前提として、お子さんが物理を苦手にしているのは「頭が悪いから」でも「理系センスがないから」でもありません。
物理という科目は、他の科目にはない特殊な構造を持っています。この構造を理解すると、「なぜお子さんがつまずいているのか」がはっきり見えてきます。
物理は「5つの分野が積み上がる一本道」
物理には、力学・熱・波動・電磁気・原子という5つの分野があります。
重要なのは、これらの分野には順番があり、前の分野を理解していないと次に進めないという点です。力学が土台になって熱が成り立ち、熱の概念が波動につながり、波動の考え方が電磁気に応用される——というように、5つの分野がチェーンのようにつながっています。
力学 → 熱 → 波動 → 電磁気 → 原子
(各分野は前の概念を応用して成り立つ。力学の土台が崩れると、全体に影響する)
つまり、「力学でつまずく → 熱でも波動でも電磁気でも苦労する」という連鎖が起きます。多くの場合、物理全体が苦手に見えても、根っこには力学での初期つまずきがあるのです。
一番の難関は「ファーストステップ」の力学
では、なぜ力学でつまずく子が多いのか。ここに物理の最大の特徴があります。
数学の問題では、「点Pの立場で考える」「自分がその物体になったつもりで考える」というアプローチが使えます。しかし物理は違います。
⚠️ 物理の「罠」
物理では「自分視点で考える」と間違えてしまいます。
例えば重力なら、人間の感覚では物体は「落ちる」——しかし物理では、地球の中心への力と宇宙へ向かう力の「バランス問題」として捉えなければなりません。この発想の転換ができるかどうかが、物理の最初の分かれ道です。
この「自分視点から物理の概念へ」という発想の切り替えは、教わって理解するというより、自分の中でイメージを掴む感覚に近いものがあります。だからこそ、適切なタイミングで適切なアドバイスがあるかどうかが、非常に重要になります。
「才能の問題ではない」と言える根拠
物理が苦手な子を見て、「うちの子は理系じゃないのかも」と感じる親御さんは少なくありません。しかし、それは少し違います。
14年間の指導を通じて見えてきたのは、学力の差は才能ではなく、「勉強の工夫」にあるということです。具体的には「分析・計画・実行」の繰り返しができているかどうか。これは誰でも身につけられるスキルです。
また、受験相談の専門家たちの調査によれば、大学受験の7割は親の関わり方で決まるとも言われています。子ども自身の「才能」の問題ではなく、どのような環境とサポートがあるかが鍵なのです。
✅ 視点を変えてみてください
保護者がすぐにできる3つのサポート
① 「才能論」をやめる
まず最初にやめてほしいのは、「理系センスがないのかも」という言葉です。この言葉は本人の耳に入った瞬間、「どうせ無理だ」という思い込みを強化します。
物理の苦手は「才能」ではなく「どこで詰まっているか」の問題です。どこで詰まっているかが分かれば、対処できます。
② 「どこから苦手になったか」を一緒に確認する
物理の5分野は積み上げ式なので、「どの単元から点数が落ちたか」を確認することで、つまずきの起点が見えてきます。
テストや模試の答案を一緒に見返して、「力学の問題はどうだった?」「熱は?」という形で確認してみてください。責めるのではなく、「一緒に原因を探る」姿勢が大切です。
③ 第三者の力を積極的に使う
親だけで物理の指導を抱え込む必要はありません。
受験サポートの専門家も「親だけで抱え込まず、学校の先生や塾の講師など第三者を巻き込みながら、全包囲網のなかでサポートすることが大切」と述べています。
特に物理は、「思考の視点の切り替え」という感覚的なハードルがある科目です。学校の授業でなかなか掴めなかった感覚を、専門的な指導で掴み直すことで、一気に理解が進むケースは珍しくありません。
受験相談に特化した専門塾の調査によれば、専門家が管理・伴走した場合の合格率は83%以上という結果があります(一般的な合格率との大きな差)。
※合格率の差は「管理の質」と「伴走体制」の違いによるもの
物理専門の伴走サポートが「効く」理由
私がオンライン家庭教師として物理を専門に指導しているのは、まさに「物理の苦手は専門的なアプローチで変えられる」という確信があるからです。
一般的な「解き方を教える」指導と私の指導の違いは、思考の「ずれ」を診断・矯正するという点にあります。
❌ よくある指導
「このパターンは公式を当てはめる」
→ 別の問題では応用できない
✅ ドクター型アプローチ
「どこで発想が自分視点になったか」
→ 思考のクセを根本から矯正する
「物理の視点の置き方」がどこで歪んでいるかを診断し、そこを直す。これは物理の専門知識と、思考プロセスへの深い理解がないとできません。
体験授業60分の中で、お子さんがどこで「自分視点」に戻ってしまっているかを特定し、その場で修正する体験をしてもらいます。
まとめ:物理の苦手は変えられる
この記事のポイント
「物理が苦手」という状態は、正しいアプローチで必ず変わります。ただし、変えるためには「どこでつまずいているか」を正確に把握することが最初の一歩です。
その診断を、体験授業の60分で一緒に行います。
初回相談・無料
指導歴14年・物理専門。お子さんのつまずき箇所をその場で診断し、
根本から改善するアプローチをご体験いただけます。
60分・押し売りなし。
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PREMIUM
この問題の「なぜそう解くのか」も
全て言語化されています。
問題集の解答が省略する思考プロセスを、現役講師が1人で書き続けています。650問超の「なぜ」を、1週間無料で読めます。
