- まずはザックリ理解したい
- イメージを優先したい
- 苦手を克服したい
このような方向けに解説をしていきます。
【今回わかること】
- 力の表し方
- 覚えなきゃいけない6個の力
- それぞれの力について
- 力の見つけ方
力は矢印で書く
力は「感じる」ことはできても、「目で見る」ことはできません。
では、そんな『力』というものをどうやって紙の上で表現すればよいか。
そこで役に立つのが『矢印』です。
矢印を使って3つのことを表現します。
中学理科で力の3要素というコトバを習ったと思います。
覚えてない場合はもう1回覚え直しましょう。
①力の大きさ
力の大きさは矢印の長さで表現します。
- 力が大きい場合 → 長い矢印
- 力が小さい場合 → 短い矢印
「力がこれくらいのときは、これくらいの長さの矢印にする」という細かい決まりはありません。
問題で「 1 Nを 1 cmで表せ」などの指定がない限りは、なんとなくの長さで大丈夫です。
②力の向き
③力の働く場所
中学理科で作用点というものを教わったのは覚えていますか?
この作用点というのは、簡単に言ってしまえば力の働く場所のことです。
スマホを持てば「持っている手」、地面に立てば「足の裏」が力の働く場所になります。
その作用点を矢印でどうやって表現すればいいのかというと『矢印の書きはじめる部分(始点)』で表します。
力の矢印を書くときは、どこから書きはじめているかを先生はチェックしています。
この記事の最後に出てくる力の見つけ方も必ずチェックしておきましょう。
覚える6種類の力
物理基礎・高校物理で覚えなければいけない力は次の6個です。
- 重力
- 垂直抗力
- 弾性力
- 張力
- 摩擦力
- 浮力
これらの力の詳細まで理解するのは、ある程度物理に慣れてからで大丈夫です。
今回、それぞれの力で必ず覚えて欲しいポイントが2つあります。
- 力の向き
- 力の大きさ
6種類の力について
①重力
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②垂直抗力
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③弾性力
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④張力
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⑤摩擦力
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⑥浮力
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力の見つけ方
物体に働く力をもれなく書く方法を紹介します。
働く力を書き間違えると、そのあと解法手順通りに解いたところで、全く違う答えが出てしまいます。
なので、作図の最重要ポイントになると思って必ず覚えてください。
とは言っても、実際はとてもシンプルです。
【手順②】で書くべき力というのは、覚える6種類の力②~⑥のことです。
- 重力
- 垂直抗力
- 弾性力
- 張力
- 摩擦力
- 浮力
順番にチェックしていけば漏れを防ぐことができます。
- 床に触れていれば垂直抗力が働く
- ばねに触れていれば弾性力が働く
- 糸に触れていれば張力が働く
- ザラザラした床に触れていれば摩擦力が働く
- 液体に触れていれば浮力が働く
実際に作図をしているところが気になる方は、解説動画を参考にしてみてください。