未来の得点力へ!高校物理 問題演習「繰り返し衝突と運動量保存則」【高校物理対応】

今回の問題

dynamics#57

【設問別解説】考え方から計算プロセスまで徹底ガイド

この問題のテーマは「運動量保存則と反発係数の式を用いた衝突の解析」です。
問題を解く上で鍵となる物理法則や概念は以下の通りです。

  • 運動量保存則: 板Aと小物体Bを一つの「系」とみなすと、なめらかな水平面上にあるため、水平方向には外力が働きません。したがって、衝突の前後で系の水平方向の運動量は保存されます。
  • 反発係数(はねかえり係数)の式: 衝突の前後での相対速度の比を表す式です。$$ e = – \displaystyle\frac{(\text{衝突後の相対速度})}{(\text{衝突前の相対速度})}$$ の関係が成り立ちます。
  • 衝突の繰り返しと最終状態: 反発係数が \(e<1\) の非弾性衝突を繰り返すと、衝突のたびに力学的エネルギーが失われていきます。最終的には、相対運動がなくなり、2つの物体は一体となって同じ速度で運動するようになります。

基本的なアプローチは以下の通りです。

  1. (1)では、1回目の衝突の直前と直後で、運動量保存則の式と反発係数の式を立てます。これら2つの式を連立させて解くことで、衝突後のAとBの速度を求めます。
  2. (2)では、衝突を無限に繰り返した後の最終状態を考えます。最終状態では、AとBは一体となって同じ速度で運動します。運動の開始前とこの最終状態で運動量保存則を適用することで、最終的な速度を求めます。

問(1)

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共田 誠(まこと先生)

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共田 誠(まこと先生)

高校物理講師・プロ家庭教師 / 指導歴14年

上智大学理工学部物理学科卒。私立高校の非常勤講師として進学クラスから基礎クラスまで幅広く担当。大手家庭教師センター3社でプロ家庭教師を経験し、現在はオンライン専門で全国の高校生を個別指導中。

暗記物理の撲滅」を掲げ、生徒の思考のクセを診断・矯正するドクター型アプローチで指導。表面的なテクニックではなく、初見の問題に強い思考力を育てる。

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