未来の得点力へ!高校物理 問題演習「弾丸の打ち込みと保存則」【高校物理対応】

今回の問題

dynamics#54

【設問別解説】考え方から計算プロセスまで徹底ガイド

この問題のテーマは「運動量保存則と運動方程式、仕事とエネルギーの関係」です。
問題を解く上で鍵となる物理法則や概念は以下の通りです。

  • 運動量保存則: 弾丸と物体を一つの「系」とみなすと、水平でなめらかな床上にあるため、水平方向には外力が働きません。したがって、系の水平方向の運動量は常に保存されます。
  • 運動方程式: 弾丸が物体にめり込んでいる間、弾丸と物体はそれぞれ力を受けて運動します。各物体について運動方程式を立てることで、その運動の様子(速度の時間変化)を詳細に追うことができます。
  • 仕事とエネルギーの関係: 弾丸が物体内で抵抗力を受けるため、熱が発生し、系全体の力学的エネルギーは保存されません。このような非保存力が仕事をする場合、「(系の力学的エネルギーの変化)=(非保存力がした仕事)」という仕事とエネルギーの関係式が成り立ちます。

基本的なアプローチは以下の通りです。

  1. (1)では、弾丸が物体に完全にめり込み一体となった状態を考えます。運動の開始前と一体となった後とで、系の運動量保存則を適用します。
  2. (2)では、弾丸がめり込んでいる最中の時刻\(t\)における運動を考えます。弾丸と物体が互いに及ぼしあう力(抵抗力とその反作用)に着目し、それぞれの運動方程式を立てて解きます。
  3. (3)では、(2)で求めた速度の式を使い、「弾丸が物体に対して静止する(=両者の速度が等しくなる)」という条件から時刻\(T\)を求めます。
  4. (4)では、運動の開始前から一体となった後までのエネルギー変化に着目します。系の力学的エネルギーの減少分が、抵抗力がした仕事に等しいという関係式から、めり込んだ深さ\(L\)を求めます。

問(1)

ここから先が、他の受験生と差がつく重要パートです。

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