未来の得点力へ!高校物理 問題演習「水平投射と床の衝突」【高校物理対応】

今回の問題

dynamics#61

【設問別解説】考え方から計算プロセスまで徹底ガイド

この問題のテーマは「放物運動と床との衝突」です。
問題を解く上で鍵となる物理法則や概念は以下の通りです。

  • 放物運動の成分分解: 小球の運動は、水平方向の「等速直線運動」と、鉛直方向の「投げ上げ・投げ下ろし運動」の組み合わせとして考えることができます。それぞれの方向で独立に運動の式を立てることが基本です。
  • 反発係数の式: 床との衝突では、床に垂直な方向(鉛直方向)の速度成分のみが変化します。反発係数\(e\)は、衝突前後の鉛直方向の速度成分の比で定義されます(\(e = – \displaystyle\frac{v’_{\text{鉛直}}}{v_{\text{鉛直}}}\))。床がなめらかなので、水平方向の速度成分は変化しません。
  • 対称性: 投げ上げ運動では、最高点までの時間と、最高点から元の高さまで落ちる時間は等しくなります。

基本的なアプローチは以下の通りです。

  1. (1)では、小球の鉛直方向の運動に着目します。高さ\(H\)から床まで自由落下するのにかかる時間を計算します。
  2. (2)では、衝突前後の鉛直方向の速度と、はね上がった後の最高点の高さの関係を利用します。衝突直前の鉛直方向の速さと、はね上がり後の最高点の高さ\(h\)の関係から、反発係数\(e\)を求めます。
  3. (3)では、水平方向の移動距離に着目します。OA間の距離とAB間の距離が等しいという条件を、水平方向の速度と滞空時間を用いて数式化し、そこから反発係数\(e’\)を求めます。

問(1)

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共田 誠(まこと先生)

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共田 誠(まこと先生)

高校物理講師・プロ家庭教師 / 指導歴14年

上智大学理工学部物理学科卒。私立高校の非常勤講師として進学クラスから基礎クラスまで幅広く担当。大手家庭教師センター3社でプロ家庭教師を経験し、現在はオンライン専門で全国の高校生を個別指導中。

暗記物理の撲滅」を掲げ、生徒の思考のクセを診断・矯正するドクター型アプローチで指導。表面的なテクニックではなく、初見の問題に強い思考力を育てる。

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