未来の得点力へ!高校物理 問題演習「水平投射と壁の衝突」【高校物理対応】

今回の問題

dynamics#60

【設問別解説】考え方から計算プロセスまで徹底ガイド

この問題のテーマは「水平投射と壁での衝突」です。
問題を解く上で鍵となる物理法則や概念は以下の通りです。

  • 放物運動の成分分解: 水平投射された物体の運動は、水平方向の「等速直線運動」と、鉛直方向の「自由落下運動」の組み合わせとして考えることができます。それぞれの方向で独立に運動の式を立てることが基本です。
  • 反発係数の式: 壁との衝突では、壁に垂直な方向の速度成分のみが変化します。反発係数\(e\)は、衝突前後の壁に垂直な速度成分の比で定義されます(\(e = – \displaystyle\frac{v’_{\text{垂直}}}{v_{\text{垂直}}}\))。壁に平行な方向の速度成分は、壁がなめらかならば変化しません。
  • 力学的エネルギー保存則: 小球が空中を運動している間は、保存力である重力のみが仕事をするため、力学的エネルギーは保存されます。しかし、壁との衝突は非弾性衝突(\(e<1\))なので、衝突の瞬間に力学的エネルギーは失われます。

基本的なアプローチは以下の通りです。

  1. (1)では、小球の水平方向の運動に着目します。点Oから壁までの距離\(L\)を、一定の速さ\(v_0\)で進むのにかかる時間を計算します。
  2. (2)では、小球の鉛直方向の運動に着目します。点Oから床までの距離\(h\)を自由落下するのにかかる時間を計算します。壁との衝突は水平方向の運動にのみ影響し、鉛直方向の運動には影響しないことがポイントです。
  3. (3)では、投げた直後の力学的エネルギーと、床に落ちる直前の力学的エネルギーをそれぞれ計算し、その差を求めます。エネルギーが失われるのは壁との衝突の瞬間だけであるため、その前後での運動エネルギーの変化を計算することで、エネルギー損失を求めます。

問(1)

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共田 誠(まこと先生)

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共田 誠(まこと先生)

高校物理講師・プロ家庭教師 / 指導歴14年

上智大学理工学部物理学科卒。私立高校の非常勤講師として進学クラスから基礎クラスまで幅広く担当。大手家庭教師センター3社でプロ家庭教師を経験し、現在はオンライン専門で全国の高校生を個別指導中。

暗記物理の撲滅」を掲げ、生徒の思考のクセを診断・矯正するドクター型アプローチで指導。表面的なテクニックではなく、初見の問題に強い思考力を育てる。

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